Joomla CMSの表示スピードを速く出来ないか?

Joomla CMSは、PHPプログラムとデータベースでページを動的に生成しているため通常の静的ページよりもブラウザーに表示されるまで時間がかかる。これは、動的にページを生成するCMSシステムでは避けられない。

動的にページ作成をダイナミックに自動生成するメリットは、コンテンツやメニュー修正が直ぐにできる事である。

その代わりプログラムとデータベースでページを生成するときに時間がかかってしまう。多くのJoomlaユーザーは、通常のホームページを表示するスピードと比較して反応が遅いのに直ぐに気がつく。

それで応答スピードを速くするにはどうしたら良いかを探し始める。CNET-JapanやITmediaなどのニュースサイトの応答スピードを見てほしい。決して速いとはいえない。多くの人がアクセスしているからかもしれないが、CNET-JapanやITmediaもCMSシステムでコンテンツページを表示している。

個人がJoomla CMSを導入する場合、共用レンタルサーバーがほとんどである。そのため、CMSシステムの処理スピードが遅くなる。CNET-JapanやITmediaは、専用サーバーを使っている。それでも応答スピードが遅いのはアクセス数が多いからだと思う。

通常のJoomla CMSサイトは、CNET-JapanやITmediaのようなアクセス負荷はない。でも、表示スピードが遅いと感じる人が多い。

表示スピードを速くしたければ、専用サーバーに引越しすることだ。それが一番簡単で効果が肌で感じられる。当然、コストアップになる。

共用レンタルサーバーの環境でスピードアップを求める人は、色々な共用レンタルサーバー(Joomla CMSが問題なく稼動することが前提)でお試し導入をしてスピードを検証することをお勧めする。

トップ3の共用レンタルサーバーサービスを提供している会社の中から一番自分のニーズにあるサービスを選択することだ。

CGIプログラムモードでPHPを稼動させているか、PHPを直接稼動させているかで処理速度が違ってくる。PHPを直接稼動させてくれる共用レンタルサーバーがお勧めである。

共用レンタルサーバーの欠点は、そのサーバーを使用している一部のサイトが負荷の多いCGIソフトやCMSシステムを動かしている時に処理スピードを遅くする。割り当ての運が悪いとずっと反応速度が遅い状態が続く。

Joomla CMSシステムの機能にCache機能がある。これを使えば、少しは応答スピードが速くなるがあまり期待しない方が良いかもしれない。さらに、サードパーティーが開発したプラグインソフトを導入すれば、スピードアップが可能かもしれない。色々な要素が関係するためケース毎に改善スピードが違うからだ。

contentstaticと言うプラグインがある。このプラグインは、動的に自動生成したコンテンツページを静的ページにして次回からは作成された静的ページをブラウザーに表示させる仕組みを提供する。

これを使っても効果が肌で感じられるレベルとそうでないレベルがある。このプラグインの効果は、Articleページのみが対象であるため、カテゴリーメニューやHomeメニューなど動的に対応せざるをえないページは、対象外になる。そのため、メニューをクリックしても反応が速くならない。

contentstaticプラグインを使って色々と検証したが、最終的に使用する事を止めた経緯がある。サイト全体の表示スピードアップに貢献しないからだ。

同時に変な現象が発生する。

  1. プラグインと作成されて静的ページを削除してもこのプラグインで作られたページが表示される現象(データは削除されているのに・・・・)
  2. 同じページ内容の更新が頻繁にある場合は、その変更内容が反映されない。つまり、一度静的ページを作ると最初に作ったページがずっと生きる。内容の修正が反映されない仕組みになっている。同じページの内容を何度も修正しても最初に作成した静的ページの内容が変更されない現象で無駄な時間を割いた経験がある。

後、いくつかJoomla CMSの応答スピードを速める方法があるが極端なスピードアップを感じるような施策ではない。

Joomla CMSの表示スピードを速くしたいならば、レンタルサーバーをお金をかけて良い物にすることだ。これが一番効果がある。

 

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