ホームページ、ブログ、CMSの比較

普通のホームページ、ブログ、CMSでは何が違うのか?

ホームページは、IBMホームページビルダーやDreamweaverなどのデスクトップツールで作成してホストサーバーにFTPして作るという認識がある。一般のユーザーは、この認識で理解している。その理解の延長線上にホームページ制作会社やウェブデザイナーが存在している。

自分の日記をウエブで書けるブログシステムというものが登場する。Movable TypeWord Pressなどが中心になってWhat you see is what you get(WYSIWYG ウィジウィグ)形式でワープロのようにページ作成ができるようになる。ブログは、パーソナル・パブリッシングシステムと呼ばれ個人中心の情報発信ツールとして存在している。

次にビジネスブログが生まれる。ビジネスブログは、簡単にページ作成ができるブログ機能をコーポレートサイトに導入、または、カスタマイズして創り上げる。

しかし、

特定のページ作成はできてもホームページ全体は専門家の手に委ねられている。その結果、ユーザー自身がサイトを運営・管理できる仕組みになっていない。

世の中は、進化する。ヨーロッパや米国でオープンソースCMS(コンテンツ管理システム)が生まれ、急速に中小企業中心に広まっている。日本は、まだ、CMSでホームページを作るという発想が大企業を除いてまだ広まっていない。ブログシステムでホームページを作るのが、CMSサイトと思っている人達が多い。

一体、普通のホームページとブログとCMSは何が違うのか?そんな疑問を持っている人達がいる。

普通のホームページのメリット

  • デザインに凝ったかゆい所に手が届くホームページが出来る
  • ホームページ作成ソフトウエアを使えば個人でも作れる
  • コストが安い
  • ホスティングサーバーを選ばないで使える

 

ブログのメリット

  • 特別なホームページの専門知識がなくてもワープロが出来ればページを作成できる
  • 最低限の機能が付随している(検索機能、カテゴリー機能、アーカイブ機能、コメント機能など)
  • 面倒なFTP作業がいらないため「いつでも、何処でも、誰でも」インターネットにアクセスできれば情報発信が出来る
  • 多くのホスティングサーバーで直ぐに導入できるほど広がっている
  • 機能拡張のプラグインがある

 

CMSのメリット

  • 小規模サイトから大規模サイトまで対応できる
  • 複数人で同時にページ作成ができる
  • システム操作だけでカスタマイズやサイトコントロールが自分でできる
  • 今直ぐ使える多くの機能が標準で付いている
  • ワープロ感覚でページ作成が「いつでも、どこでも、だれでも」できる。
  • 会員管理機能から多言語サイトまで対応できる
  • リニューアルコストを90%削減できる
  • SEO対策機能が標準装備され、ユーザー自身で設定ができる
  • 情報ポータルサイトが作れる

それぞれのメリットはホームページの使い方によって生きる場合と生きない場合がある。法人向けホームページを作成する時に今までは選択できるオプションがなかった。今は、3つのオプションから選択ができる。ホームページの活用目的で最もメリットが大きい物を選択すれば良い。

 個人ユーザーは、できるだけ自分の時間と労力でホームページを自作する傾向がある。お金を掛けたくないというのが主な理由である。10ページから20ページぐらいの小規模サイトであれば、自作のホームページで十分かもしれない。ただ、ページ作成の時間と利便性の面で負担が多い。

 個人事業家、SOHO、零細企業は、ウェブデザイナーやホームページ制作会社に10ページぐらいのサイト制作を依頼する。しかし、ほとんどが丸投げ状態でホームページ制作を依頼するため情報発信サイトになっていない。ホームページのコントロール権がウェブデザイナーやホームページ制作会社側にある。いつでも、どここでも、誰でも、お金を使わないで情報発信ができるサイトになっていない。

 インターネットをもっと活用して営業ツールとして使っている中小企業やベンチャー企業は、ブログシステムを使っている。情報発信を頻繁に行うことで広告宣伝効果を導きだそうとしている。そのためには、ホームページの専門知識がなくても簡単に誰でも情報発信が出来るブログシステムが有効であると考えてブログシステムでコーポレートサイトを構築している。

 しかし、

インターネットで情報発信を継続してくると色々と足りない機能が目立ち始める。利便性の面でも問題が発生したり、自社自身でSEO対策が出来なかったり、カスタマイズが出来なかったりしてブログシステムでは対応が難しくなる。サイト規模が大きくなるに従ってブログシステムサイトの限界が見え始める。

 CMSでホームページを構築する場合、サイト規模の問題はなくなる。同時に自分でカスタマイズが出来る範囲が広くなり必要な機能をすぐに使える環境を持てる。複数人で情報発信を行えるため、担当者が一人である必要がなくなり情報発信の体制で不便はなくなる。

この意味では、CMSはブログシステムに多機能を追加して、サイトコントロール権を戻し、大規模サイトになっても運営ができる余裕を与える。情報発信で許容力が大きいサイトを求めるならば、最初からCMSでサイト構築をすべきである。

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